出産した妻の記録

妊娠週数40週4日目の出産をただただ記録。

2/4　夜中3時頃から今まで経験したこともない痛みが不規則に出現。
数分～30分間隔と幅広く、これが前駆陣痛というものなのか？と夫婦とも訝しげ。

とにかく入浴したり、家事をしたりと促進に励む妻。

買い物に外出もしてみたが、張りの痛みは強く、思わず地べたに座り込むほど。


夕食はいつもの鍋料理。今日は妻が動けないので僕が調理。
しかし、妻は食欲不振のため食進まず。

周期がまだ不規則だが、徐々に10分以内の割合が増えてくる。
「このくらいじゃまだ追い返される」と弱気な妻を説得し、病院に連れて行く。21時。

助産師は「10分周期じゃないと…」と予想通りの反応だったが、
当直医師の判断でそのまま入院。


妻の診察中は、部屋で待ちぼうけの僕。


しばらくして、呼ばれて分娩室に入ると、既に硬膜外麻酔を開始され、
それまでの痛みが1/10以下になり余裕の表情を浮かべる妻が横たわっていた。22時。
こういうこともあろうかと昨日購入していたストローで妻に水を飲ませようとすると、
助産師に「麻酔入っているから、もう絶飲食です！」っとピシャッと怒られる。
かつ、僕の履物に目を落とし「そのスリッパは奥さんのです！あなたのはこちら！」と
安っぽいスリッパに履き替えさせられる。


まだ時間がかかりそう・・・ということで、
一時僕は帰宅。2/5 1時半。


しかし、1時間半後に「今から分娩室に行く」と連絡があり、病院にUターン。3時。

助産師に「立ち会いは希望していない」と言うと、
病院に行くと部屋で待つようにと告げられる。

部屋のベッドに入る。しかし、破水してシーツがビショビショになっていたようで、
僕の背中～お尻もビショビショになる。気にせず眠ろうとする。
しかし、シーツ交換に来た助産師に目撃され、恥ずかしさの余り分娩室に移動。


分娩室に入ると、痛みに悶える妻あり。麻酔薬変更。モニターでは陣痛は2,3分間隔。

陣痛中は尾てい骨を押すとだいぶ楽になるようなので、
定期的にその1点をただひたすらムギュッと押して妻をサポート。

腰は、硬膜外麻酔のおかげで痛みなし。
麻酔の効きの違いか、お腹のみ痛みが残っていたよう。
この頃、子宮口4～7cm程度。

ほどなく、麻酔が全域に広がり、『無痛分娩』のメリットを享受するようになる。


まだあと、4時間ほどかかるでしょうと言われ、
また部屋に戻され眠りにつ……きそうになったところで、再び起こされる。
1時間しか寝れてないんですけど。


5時。ナースステーション前で待ちぼうけ。
ナースステーション内をみると、妻のカルテと分娩監視モニターが見えたので、
「頑張れー」と心の中で妻と子供を応援する。

それから10分程度で


「オギャー！オギャー！」


と産声が上がり、「おめでとうございます！」と助産師さんの声が遠くで聞こえる。


モニターに目を移すと、まだ陣痛や胎児心拍を確認できる。
別の妊婦さんかな？と思い、「うちも頑張れー」と応援し続ける。


すると、赤ちゃんを抱いた助産師が「おめでとうございます★」と寄ってくる。

「え？」と思い、先ほどのモニターをよくよく見ると、
実はモニターされていた人こそ、別の人だったと判明(爆)


急いでビデオカメラを回し始める。


ほどなく隣りの部屋で分娩していた別の妊婦さんも無事に出産。

その後、のそのそと、その旦那と思わしき男性と娘が起きてきて、
「そろそろママ、出産するかなー」とか言い出す。それを耳にした助産師が
「すみません、お産が立て込んでて起こせませんでした。
この子があなたのベビーです」
と告げ、『えーーーーっ』と度胆も抜かれたようないいリアクション見せる。


産後処置がひと段落した後、妻に会いに行く。6時。
麻酔の副作用の嘔気があり、ゲーゲー吐いていたので介護する。

疲れて寝入った妻を残して、仕事に出発。あーー眠い。


※結局、初産婦だったが経産婦のような速やかな出産だった。
⇒マタニティエアロビクスや乳頭刺激等献身的に続けたおかげか？
※無痛分娩の効果は絶大。効くまでは痛い。副作用あり。
⇒痛みないため、1人産んだ後も「まだあと1人このままイケる！」と思ったとのこと。


現在、後陣痛も、発熱もなく経過良好。



奥さん、ベビーちゃんともにお疲れ様でした。ありがとう。