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産婦人科といってもお産から悪性腫瘍まで範囲が広く、
当院の研修で、研修医が主に担当するのは良性腫瘍の患者さん。
つまり、子宮筋腫や卵巣のう腫とかの患者を担当する。
クリニカルパスが徹底されていて、他の科で面倒だった雑用はほぼない。
簡単な処方は、看護師さんが出してくれし、
退院伝票も看護師さんが出してくれる。
患者さんも患者さんで、体はいたって健康な方たちなので、
合併症とかもあるわけなく、術後の問題もほぼ皆無。
「今日はどうですか?何か困ってませんか?」
と質問しても
『手術したところが痛むだけです。特に変わりありません。』
と定型文が返ってくるのみで、
話のネタがなく、あぁそうですかとソソクサと病室をあとにすることになる(爆)
でも、先生方の考える研修目標は実は「お産を見学させること」らしく、
お産があると夜中だろうが呼ばれる(2ヶ月間…)。
今日早速、久し振りにお産を見たけど、分娩中に胎児心拍が下がり、
吸引分娩し、娩出後もちょっと状態が芳しくなく、そのまま小児科に入院となった。
不思議に、両親は産みさえすれば後はどうにかなるでしょーっと
安心している人が多いみたいで、危ない!処置を急げ!
って医者やら看護師がバタバタ作業している横でずーっとホームビデオを撮り続ける人や、
病状の説明しても「自分がアトピーなんですけど、この子も将来アトピーになりますか?」
なんてトンチンカンなこと質問する人もいる(目先の心配はしないのか)。
こりゃなんかあった時に訴訟が起こるわけだなって感じた。
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